- このマニュアルの目的: AIの知識がない人でも、自分の仕事を手伝ってくれるAIの環境を、自分のパソコンに作れるようになることです。料理にたとえると、包丁の持ち方(STEP 0)から始めて、最後は自分の台所を作る(STEP 14)ところまで進みます
- 各STEPの最初に「このSTEPで何をするか」「なぜやるのか」があります。まずそこだけ読めば、全体の流れがつかめます
- 上から順に進めます。各STEPには ①目指す達成項目 ②勉強すること ③自分で確かめるチェック ④テスト の4つと、会社で実際にあった「詰まりどころ」があります
- ③のチェックはクリックで付けられます。付けた印はこのパソコンのこのブラウザに保存されます(他の人のパソコンには反映されません)
- ③と④には「できた状態の例」「合格の目安」が付いています。自分の結果と見比べてください
- 知らない言葉が出てきたら、画面右下の「用語集」ボタンを押すと、いつでも意味を調べられます
- ④のテストに合格したら、確かめてくれた人の名前を書いて次のSTEPへ進みます
- パソコンのファイル操作とターミナル(黒い画面)に慣れている人は STEP 0-A・0-B を飛ばしてかまいません
はじめに:よく出てくる言葉
このマニュアルでは、会社の中で使っている言葉がいくつか出てきます。最初に、いちばんよく出てくるものだけ説明します。
先に知っておくと読みやすい言葉
- AI(人工知能)
- 人の言葉を読んで、文章を書いたり考えたりするコンピューターの仕組み。このマニュアルでは主に Claude(クロード)のこと
- AAS
- AVALINKの社内AIの仕組み全体の呼び名。仕事を分担する担当AIたちと、その記憶・ルール・自動の仕組みをまとめて指す
- エージェント(担当AI)
- 係を決めて仕事を任せたAI。「資料作成係」「数字集計係」のように分ける
- 移植
- 会社のAI環境の一部を、別のパソコン(自分の環境など)へ写すこと
- モデル
- AIの頭脳の種類。種類によって賢さや値段が違う
- エラー(赤い文字)
- うまく動かなかった時に出る知らせ。全部コピーして人かAIに見せれば、原因が分かることが多い
- logs(作業の記録)
- 何をいつやったかの記録。「前回何やった?」に答えるためのもの
- memory(引き継ぎメモ・記憶)
- 作業のたびにAIが書き残す引き継ぎメモ。次の日のAIがこれを読んで続きをする
- knowledge(ナレッジ)/お手本
- 過去のよい成果物や知識。新しく作る時の見本にする
- 定時実行/タスクスケジューラ
- 決まった時刻に、決まった作業を自動で動かす仕組み。Windows に最初から入っている
- 上書き
- 前の中身を消して、新しい中身に書き直すこと。前の中身は戻らないことが多い
- 骨格・育つ・動かす
- AI環境の3つの区分。骨格=取扱説明書や係の説明書、育つ=記憶・守ることリスト・スキル、動かす=定時実行や受付の仕組み
- 参照切れ
- 説明書が「このファイルを読んで」と書いているのに、そのファイルが無い状態。AIはそのルールを知らないまま動く
- 常駐の受付
- パソコンで動き続けて、チャットで来た依頼を受け付ける仕組み
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
なぜこの順番なのか
このマニュアルの順番は、以前、会社のAI環境を別の会社の環境へ写したときに、写した先のAIが思ったように賢くならなかった経験を元にしています。社内の記録を調べて分かったことは次の通りです(2026年10月22日に社内記録を確認。写した先のパソコンそのものは見られていないため、そこは「分からない」としています)。
| 考えられた理由 | 判定 | 根拠 |
|---|---|---|
| 写したあと、元の環境の成長に追いつく仕組みが無く、5月の形のまま止まった | 主な原因 | 写した時点(5月)以降、配る元の一式が一度も作り直されていない。その間に元の環境では守るルールが5本から26本に増えたが、写した先は5本のまま。しかも写した先の設計書は、存在しないルールファイルを読みに行く書き方になっていて、仕事の状態の確かめ方のルールを一度も読めない状態だった |
| 「育つ部分」(記憶・守ること・注意を仕組みにする流れ)が、入れ物だけで中身が動いていなかった | 主な原因の1つ | 記憶や注意を入れるフォルダは作られていたが空のまま配られた。注意を「次から守ること」に変える仕組みと、それを毎回読ませる仕組みは入っていなかった |
| 「動かし続ける部分」(定時実行・常に動く受付)が移っていなかった | 一部だけ当てはまる | 常に動く受付・朝の定例・自動で再起動する設定は移っていた。毎朝の情報集めは移っていなかった |
| AIの性能(モデル)の差 | 主な原因ではない見込み(ただし一次確認できず) | 同じ性能のAIを使っていたという社内の発言はあるが、写した先の契約内容の資料は見つからなかった |
| 写した先で、AIに仕事を流す量・習慣が少なかった | 分からない | 写した先のパソコンに届く手段が無く、どれだけ使われたか・記憶がどれだけ貯まったかを確かめられなかった |
このマニュアルへの反映
- ファイルを写すことを終盤(STEP 14)に回した。先に「自分で作って、自分で育てる」経験(STEP 4〜13)をしないと、写したものの中身が分からず、止まっても気づけないため
- 「育つ部分」に独立した2つのSTEP(STEP 6・7)を使う。写した先で一番抜けていたのがここだったため
- 自分の仕事が楽になる体験を前半(STEP 2・5)に置き、仕事を流し続けること自体もSTEP 12にした。使い続けないと記憶も注意も貯まらず、AIは賢くならないため
- 写すときは「移すもの」と「移さないもの」を理由つきで決め、写したあとも元の環境から定期的に取り込み直す(STEP 14・15)。一度写して終わりにすると、5月の形のまま止まった今回と同じことが起きるため
よくあるつまずき(会社で実際に起きたこと)
会社のAI環境を作る途中で、実際に起きた失敗です。どれも「AIの頭が悪かった」のではなく、確かめる仕組みが無かったことが原因でした。各STEPのチェックとテストは、これを防ぐために入れています。
| 起きたこと | なぜ起きたか | 防ぐSTEP |
|---|---|---|
| 「データを消して」と頼んだら、消してはいけない基本データまで消えた | 何を消すかを先に言わせず、確認なしで実行させた | STEP 4・13 |
| AIが人の承認なしにSNSへ投稿してしまった | 「下書きまで」と「投稿する」の線引きを決めていなかった | STEP 13 |
| AIが「定時実行に登録しました」と言ったのに、登録されていなかった | エラーが出ても黙って成功と答える作りで、登録後に一覧を見て確かめなかった | STEP 3・11 |
| 同じ自動の作業が二重に登録されていた | 登録の前に、すでにあるものを確かめる手順が無かった | STEP 11 |
| 前の日に何をしたか、次の日のAIが答えられない | 作業の記録を残さず、起動時に読ませていなかった | STEP 6 |
| 「保存しました」と言ったのにファイルが無かった | 保存したあとに、本当にあるか見ていなかった | STEP 6 |
| 注意しても同じ間違いを繰り返した | 謝って終わりで、「次から守ること」として書き残していなかった | STEP 7 |
| 注意メモを1件ずつ別ファイルに書き続け、半年で読み切れない量になった | メモが増えるだけで整理されず、結局読まれなくなった | STEP 7(守ることは種類ごとに1つにまとめる) |
| やり方を変えたのに、古い説明が残っていてAIがそれに従った | 変えた時に古い説明を消さなかった | STEP 15 |
| 毎日増えるデータを「上書き」で保存して、過去の記録が消えた | 保存の仕方を作る前に決めていなかった。現場の人が気づいて指摘した | STEP 9 |
| 同じ成果物の手直しが何往復も続いた | 作る前に「何を見たら完成か」を決めず、お手本も渡していなかった | STEP 9 |
出典: 社内の作業記録・社内ルールの制定経緯(2026年4月〜7月の記録から抜き出し)。
STEP
STEP 0-A前段:パソコンの基本
このSTEPで何をするか
パソコンの中の「ファイルの住所」を読めるようにします。
なぜやるのか
AIに仕事を頼むときは「このファイルを読んで」と場所で伝えます。住所が分からないと、郵便を届けてもらえないのと同じです。最初に住所の読み方を覚えます。
このSTEPで初めて出てくる言葉
- パス(ファイルの住所)
- ファイルの置き場所を表す文字。例: C:\Users\(名前)\Desktop\ai_practice\hello.txt
- 拡張子
- ファイル名の最後の「.txt」「.md」などの部分。ファイルの種類を表す
- .md ファイル
- 文字だけを書いたメモのファイル。メモ帳でも開ける
- 指導者
- このマニュアルを使ってあなたを教える先輩社員。会社の実物のファイルを渡してくれる
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
① 目指す達成項目
- ファイルとフォルダの「場所(パス)」を言える。拡張子を表示できる。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- エクスプローラーで「表示→ファイル名拡張子」をONにするやる目的: ファイルの種類(文字のメモか、表か)を名前の最後で見分けられるようにするため
- デスクトップに「ai_practice」フォルダを作るやる目的: 練習用の「自分の机」を1つ決めるため。以後の練習は全部ここでやります
- その中にメモ帳で hello.txt を作り保存するやる目的: 中身が文字だけのファイルを、自分の手で1つ作ってみるため
- アドレスバーをクリックして「C:\Users\(自分)\Desktop\ai_practice」のようなパスを表示・コピーするやる目的: ファイルの住所(パス)を、自分でコピーして人に渡せるようにするため
- 「.txt」「.md」「.json」「.csv」が何の箱かを1行ずつ自分のメモに書くやる目的: これから何度も出てくるファイルの種類を、先に覚えておくため
③ できたか自分で確かめる
- ファイル名が「hello」ではなく「hello.txt」と、最後まで表示されている
- チャットに C:\Users\(自分の名前)\Desktop\ai_practice のような文字を貼れる
- 「.md は、文字だけを書いたメモのファイル」と自分の言葉で言える
④ テスト(合否)
指導者が指定したファイル(例: 渡したhello.md)を開き、そのファイルの完全なパスを1分以内にチャットへ貼れたら合格。
合格の例: 指導者が「この hello.md の住所を貼って」と言い、1分以内に C:\…\hello.md を貼れた。
不合格の例: 「デスクトップにあります」と口で答えた(住所の文字になっていない)。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
「ファイルはどこに保存されたか分からない」が最初の詰まり。保存先を決めずに作ると以後すべての指示(パス指定)が通じない。
STEP 0-B前段:黒い画面に慣れる
このSTEPで何をするか
文字を打ってパソコンに指示する「黒い画面」(ターミナル)に慣れます。
なぜやるのか
このあと使うAI(Claude Code)は、黒い画面の中で動きます。車の運転の前に、ハンドルとブレーキの場所を覚えるのと同じです。覚えるのは3つの命令だけです。
このSTEPで初めて出てくる言葉
- ターミナル/PowerShell
- 文字を打ってパソコンに指示する黒い画面。Windowsでは PowerShell
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
① 目指す達成項目
- ターミナル(PowerShell)を開き、フォルダ移動・一覧・コピペ・エラー文の読み方ができる。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- スタートメニューで「PowerShell」と打って起動やる目的: 黒い画面を、自分ひとりで開けるようにするため
- cd(移動)・ls(一覧)・pwd(今どこ)の3つだけ覚える。cd "C:\Users\(自分)\Desktop\ai_practice" → ls で hello.txt が見えることを確認やる目的: 「移動する」「中身を見る」「今どこにいるか」の3つだけで、ファイルの場所を行き来できるようにするため
- 右クリック or Ctrl+V で貼り付けできることを確認やる目的: 長い文字を手で打たず、貼り付けで入力できるようにするため(打ち間違いが減ります)
- わざと「cd 存在しないフォルダ」を打ち、赤い文字の1行目だけ読む練習やる目的: エラー(赤い文字)は怖くないと知るため。わざと失敗して、1行目を読む練習をします
- 赤い文字が出たら「そのまま全部コピーして人かAIに渡す」を習慣にするやる目的: 困ったときの動き方を、先に決めておくため。赤い文字は全部コピーして聞けば解決します
③ できたか自分で確かめる
- スタートメニューから PowerShell を開ける(人に開いてもらわない)
- pwd と打つと、…\ai_practice と表示される
- 赤い文字が出ても画面を閉じず、全部選んでコピーできる
④ テスト(合否)
指導者の前で、ターミナルを開いて ai_practice に移動し ls で hello.txt を表示するまでを、メモを見ずに3分以内で完了したら合格。
合格の例: メモを見ずに「開く → ai_practice へ移動 → ls で hello.txt が見える」まで3分以内にできた。
不合格の例: 途中でメモを見た/3分を過ぎた。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
先輩社員の実例:「もっと詳細に指示してください、わからない」。要約で渡すと止まるので、この段階の指導は1操作ずつ全部書く。代表もAAS初期にWindowsとMacの違い・文字化け(curlで日本語が化ける)で詰まった。日本語データをコマンドで直接打たない、はこの段階で覚える。
STEP 1AIについての理解を深める
このSTEPで何をするか
AIが「何が得意で、何が苦手か」を体験しながら学びます。
なぜやるのか
AIは、物知りだけれど「知らない」と言えない新人のようなものです。頼もしい反面、自信満々に間違えることがあります。クセを先に知っておくと、上手に任せられます。
このSTEPで初めて出てくる言葉
- ハルシネーション
- AIが、知らないことを本当らしく作って答えてしまうこと
- コンテキスト
- AIが1回の会話で一度に覚えていられる文章の量。多すぎると最初の方を忘れる
- プロンプト/頼み方
- AIへの指示の文章。うまくいった頼み方は prompts フォルダに保存して使い回す
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
① 目指す達成項目
- AI(大規模言語モデル)が「得意なこと/苦手なこと/嘘をつく条件」を自分の言葉で説明できる。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- Claude(ブラウザ版 claude.ai)にログインし、毎日5回は自分の仕事の質問をするやる目的: 毎日使って、AIとのやり取りに慣れるため。仕事の質問がいちばんの練習になります
- 学ぶ順:(a)AIは「続きの文章を予測する仕組み」 (b)知らないことも自信満々に答える=ハルシネーション (c)渡した資料の中なら精度が上がる (d)一度に渡せる量(コンテキスト)に上限がある (e)指示は「目的・材料・形式・確認方法」の4点で書くやる目的: AIが間違える理由を、仕組みから知るため。(a)〜(e)の順に読むと、前の項目が次の項目の理由になっています
- 教材:Anthropic公式の「プロンプトの書き方」ドキュメント(docs.claude.com のPrompt engineering)を日本語で要約させながら読むやる目的: 上手な頼み方を、公式の説明書から学ぶため(日本語で要約させながら読んでかまいません)
- 自分の業務で「AIに任せたい作業」を10個書き出すやる目的: このあとのSTEPで自動化する「お題」の候補を、先に出しておくため
③ できたか自分で確かめる
- 例: 「去年の○○社の売上は?」とAIに聞き、もっともらしい数字が返ってきた。調べると違っていた。この流れを説明できる
- 例: 「日報書いて」と「目的・材料・形式・確認方法」を書いた頼み方で、出てきた文の質が違うことを、自分の目で確かめた
- 例: 「議事録の清書」「お客様へのお礼メール」のように、実際の仕事の名前で10個書けている
④ テスト(合否)
指導者が出す5問(例:「AIが昨日のニュースを知らない理由」「資料を渡すと精度が上がる理由」)に、口頭で4問以上正しく答えられたら合格。
5問中4問以上。答えは「なぜそうなるか」まで言えたら正解です。
例: 「AIが昨日のニュースを知らない理由は?」→「AIはある日までの文章で作られていて、それより後のことは渡されない限り知らないから」。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
AASの代表の初期失敗:AIの「やりました」をそのまま信じた(実際は登録されていなかった)。AIの報告は「確かめるまで未確定」と最初に叩き込む。
STEP 2ブラウザ版で自分の仕事を1つ手伝わせる
このSTEPで何をするか
いつものブラウザ(インターネットを見る画面)でAIを使い、自分の仕事を1つ短くします。
なぜやるのか
最初に「本当に楽になった」と体で分かると、そのあとの練習が続きます。料理で言えば、最初に1品おいしく作れると、次の料理も覚えたくなるのと同じです。
① 目指す達成項目
- ターミナルに入る前に「自分の仕事がAIで短くなった」体験を1件つくる。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- STEP1の10個から「毎週やっていて30分以上かかる文章仕事」を1つ選ぶ(例:日報、議事録の清書、メール返信の下書き)やる目的: 効果が分かりやすい仕事を1つだけ選ぶため。毎週あって時間がかかる仕事ほど、差がはっきり出ます
- 実物の過去データ(前回の日報・議事録)を貼り付け、「これと同じ形式で今回分を作って」と頼むやる目的: AIに「お手本」を見せてから頼むため。言葉で説明するより、実物を見せた方がずっと正確です
- 出てきたものを実物と見比べ、違う所を3つ指摘して直させるやる目的: AIの出したものを、そのまま信じない習慣をつけるため。違いを具体的に言うと、AIは直せます
- かかった時間を「手作業」と「AI」で記録するやる目的: 「速くなった」を感覚ではなく数字で残すため
③ できたか自分で確かめる
- 例: 先週の日報を貼ってから「これと同じ形で今週分を」と頼んだ
- 例: 「見出しの順番が違う」「金額に円が抜けている」「敬語が硬い」のように、場所と中身を具体的に3つ伝えた
- 例: 「手作業 40分/AI 15分」のように、両方の時間をメモした
④ テスト(合否)
同じ業務を手作業とAIで1回ずつ行い、AIの方が所要時間が短く、上長が「このまま使える」と判定したら合格(時間とOK/NGを記録表に記入)。
①AIの方が短い時間で終わった ②上長が手直しなしで提出・送信してよいと言った。この2つがそろえば合格です。
上長は「お手本(過去の実物)と並べて、形と中身に違いがないか」を見て決めます。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
先輩社員の実例:お手本を見せずに作らせると「構成が全然違う」になる。過去資料は見た目まで写させる(構成だけ写すと自前テンプレで作り直してしまう)。
STEP 3Claude Codeを実際にインストールする
このSTEPで何をするか
パソコンの中で働くAI「Claude Code」を、自分のパソコンに入れます。
なぜやるのか
ブラウザのAIは、話し相手です。Claude Code は、あなたの机(フォルダ)に座って、書類を読んだり作ったりする助手です。助手に机を使わせる準備をします。
このSTEPで初めて出てくる言葉
- Claude Code
- あなたのパソコンの中で、ファイルを読んだり作ったりしながら作業してくれるAI
- Git for Windows
- Claude Code を Windows で動かすために、先に入れておく道具
- バージョン
- 道具の版の番号。番号が表示されれば、正しく入っている印
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
① 目指す達成項目
- 自分のPCでClaude Codeが起動し、作業フォルダの中のファイルをAIが読める。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- 公式手順(docs.claude.com の Claude Code「Quickstart / Setup」ページ)を開く。手順は公式を正とする(このシートに書き写したコマンドは古くなりうる)やる目的: 入れ方は時々変わるため、いつも最新の公式の説明書を見るため
- Windowsは Git for Windows を先に入れる(公式の前提条件を確認)やる目的: Windows では、先に別の道具(Git for Windows)が必要なため。これが無いと入りません
- 公式のインストールコマンドを PowerShell に貼り付けて実行やる目的: 実際に入れるため。説明書の文字をそのまま貼り付けて実行します
- 「claude --version」で番号が出ることを確認やる目的: 本当に入ったかを、番号(バージョン)が出るかで確かめるため
- 作業フォルダ ai_practice に移動して「claude」と打ち、ログイン(会社のアカウント)やる目的: 練習用の机(ai_practice)でAIを起動し、会社のアカウントで使えるようにするため
- 「このフォルダにあるファイルを教えて」と聞き、hello.txt と答えれば成功やる目的: AIが机の上のファイルを本当に読めるかを、確かめるため
③ できたか自分で確かめる
- claude --version と打つと「2.x.x」のような番号が1行出る
- ログイン後、画面に入力欄が出て、文字を打てる
- 「このフォルダのファイルを教えて」に「hello.txt があります」と返ってくる
④ テスト(合否)
新しいPowerShellを開き直して claude --version が表示され、ai_practice で起動したClaudeに「hello.txtの中身は?」と聞いて正しい中身が返ったら合格。
黒い画面を一度閉じて開き直しても番号が出る。さらに hello.txt の中身を、AIが一字一句同じに答えられたら合格です。
不合格の例: 「claude が見つかりません」と出る(開き直していないことが多いです)。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
インストール直後に「claude が見つからない」は、PowerShellを開き直していないことが多い。赤い文字は全文コピーしてブラウザ版Claudeに聞く。
STEP 4骨格をつくる:自分専用の取扱説明書(CLAUDE.md)骨格
このSTEPで何をするか
AIが毎回いちばん最初に読む「取扱説明書」(CLAUDE.md)を作ります。
なぜやるのか
AIは、起動するたびに記憶がリセットされる助手です。毎朝、机の上に「あなたの仕事と、守ること」のメモを置いておけば、毎回同じように働けます。そのメモが CLAUDE.md です。
このSTEPで初めて出てくる言葉
- CLAUDE.md(取扱説明書)
- Claude Code が起動するたびに最初に読むファイル。「自分は誰で、何を守るか」を書く
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
① 目指す達成項目
- 作業フォルダに CLAUDE.md を置き、AIが毎回それを読んで「自分の会社・仕事・ルール」を前提に動く。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- AASのCLAUDE.mdの冒頭(会社概要・最初にやること・作業ログルール)だけを指導者から受け取るやる目的: ゼロから書かず、会社の実物を下敷きにするため。「指導者」は、このマニュアルを使ってあなたを教える先輩社員です
- 自分用に書き換える:(a)自分は誰で何の仕事か (b)AIに必ずやらせること(作業の記録を残す等) (c)絶対禁止(勝手に送信しない・削除しない)やる目的: 自分の仕事に合う中身に書き換えるため。特に「絶対にやってはいけないこと」を必ず入れます
- Claudeを起動し直して「あなたのルールを3つ言って」と聞くやる目的: 書いた内容が、本当にAIに伝わっているかを確かめるため
- logs/work/ フォルダを作り、「作業したら日付_作業名.md に記録する」を書き足すやる目的: AIに作業の記録を残させるため。「前に何をしたか」が後から分かるようになります
③ できたか自分で確かめる
- ai_practice の中に、hello.txt と並んで CLAUDE.md がある(どこかのフォルダの奥ではない)
- 例: 「あなたのルールを3つ言って」に「作業の記録を残す」「勝手に送信しない」「勝手に削除しない」と、自分が書いた通りに答える
- 例: 作業を1つ頼んだ後、logs\work の中に「2026-10-22_日報作成.md」のようなファイルが増えている
④ テスト(合否)
Claudeを新しく起動し「何か1つ作業して」と頼んだ後、logs/workに当日の記録ファイルが1件以上作られていれば合格(ファイルの有無で判定)。
記録のファイルが「ある」か「ない」かだけで決めます。1件でもあれば合格です。
AIが「記録しました」と言っても、ファイルが無ければ不合格です。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
以前の移植先の実例:設定書が「存在しないファイル」を参照したまま稼働し、タスク管理のルールが一度も読まれていなかった。参照先ファイルが本当にあるかを毎回確認する。
STEP 5本人の実務から小さなお題を1つ自動化骨格
このSTEPで何をするか
STEP 2 の仕事を、黒い画面のAIで「材料を置けば完成品が出る」形にします。
なぜやるのか
毎回ゼロから頼むのは、毎回レシピを口で説明するようなものです。うまくいった頼み方を「レシピ」として保存すれば、次からは「このレシピで」と言うだけで済みます。
① 目指す達成項目
- STEP2の業務を、ターミナルのClaudeで「材料を置けば完成品が出る」状態にする。自分の仕事が自動化された体験を得る。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- お題を1つに絞る(STEP2と同じでよい)。条件:入力が毎回同じ形・出力の正解を自分で判定できるやる目的: 自動化しやすい仕事を選ぶため。毎回同じ形で来て、できたかどうかを自分で判断できる仕事が向いています
- 材料置き場(input/)と完成品置き場(output/)を作るやる目的: 材料と完成品の置き場所を分けるため。混ざると、AIがどれを読めばよいか迷います
- 「inputの最新ファイルを読み、過去の完成品と同じ形式でoutputに書き出して」とClaudeに頼むやる目的: お手本と同じ形で作らせるため。STEP 2 で学んだ「お手本を見せる」を、ここでも使います
- うまくいった頼み方を prompts/お題名.md に保存するやる目的: うまくいった頼み方を、レシピとして残すため(prompts は「頼み方のメモ」のことです)
- 翌週、同じファイルを指して「prompts/お題名.md の通りにやって」とだけ頼んで再現させるやる目的: 本当に再現できるかを、1週間後に試すため。1回だけ上手くいっても、自動化にはなりません
③ できたか自分で確かめる
- 例: 2回目は「prompts\日報.md の通りにやって」の一言だけで、同じ形の日報が出てきた
- 例: output の完成品を開いて、自分で「OK」「NG(理由: 日付が違う)」と書いた
- 例: 「手作業 40分/AI 5分」のように、時間の差をメモした
④ テスト(合否)
別の週の新しい材料で、保存した頼み方だけを使って実行し、上長が修正なしで使えると判定したら合格(2週連続で合格が必要)。
2週続けて、保存したレシピだけで作った完成品を、上長が手直しなしで使った。
途中で言葉を足して直させた場合は、その週は不合格です。「仕組みができた」だけでは合格ではありません。完成品を人がOKして、初めて合格です。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
先輩社員の実例:AIが選択肢を並べて選ばせると「なんか決めて」となる。AIには推奨1つと理由を出させる、を頼み方に入れる。AASで最も多い失敗は「器(仕組み)ができた状態を完成と呼ぶ」こと。中身(完成品)を人がOKするまで完成ではない。
STEP 6育つ部分①:記憶と作業記録育つ
このSTEPで何をするか
AIに「引き継ぎメモ」(memory=記憶)を書かせ、次の日に読ませます。
なぜやるのか
日替わりで来る派遣社員を思い浮かべてください。前の日の人がメモを残してくれれば、次の人はすぐ続きができます。AIも同じで、メモが無いと毎日「はじめまして」から始まります。
① 目指す達成項目
- AIが前回の続きから仕事ができる(「前回何やった?」に即答できる)。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- memory/ フォルダを作り、CLAUDE.mdに「作業開始時に memory/ を全部読む/作業完了時・重要な判断時・中断時に 日付_概要.md を書く」を追記やる目的: メモを置く場所を作り、「始める時に読む・終わる時に書く」を取扱説明書に書くため
- 書く内容は4つ:経緯と結果/未完了事項/上司の指示(原文に近く)/ハマった点やる目的: メモに何を書くかを決めるため。この4つがあれば、次の日のAIが迷いません
- 書いた後に「ファイルが本当にあるか」をAI自身に確認させる一文も入れるやる目的: 「書いたつもり」を防ぐため。AIは書けていなくても「書きました」と言うことがあります
- 翌日、新しく起動したClaudeに「前回何やった?」と聞くやる目的: 本当に引き継げているかを、翌日に試すため
③ できたか自分で確かめる
- 例: memory の中に「2026-10-22_日報作成.md」「2026-10-23_議事録清書.md」のように日付つきのファイルが並んでいる
- 例: 次の日に「前回何やった?」と聞くと「昨日は日報を作り、上長のOK待ちでした」と答える
- 例: AIが「保存しました」と言ったファイルを、自分でフォルダを開いて確かめたら本当にあった
④ テスト(合否)
3日間の作業後、新規起動したClaudeに「前回の未完了事項は?」と聞き、memoryファイルに書かれた未完了事項と一致した回答が返れば合格。
AIの答えと、メモのファイルに書かれた「未完了のこと」を並べて見比べます。中身が同じなら合格です。
不合格の例: メモに無いことを答えた/「記録がありません」と答えた。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
AASでも「読まずに別作業を始める」「保存したと言って書けていない」が繰り返し起きた。読む・書く・書けたか確認、の3点をルールに入れておく。
STEP 7育つ部分②:指摘を仕組みにする育つ
このSTEPで何をするか
AIに注意したことを、「次から守ること」(checklist=守ることリスト)として残させます。
なぜやるのか
新人に注意して「すみません」で終わると、また同じミスをします。「次はここを確認する」とメモに書いて毎回見直せば、同じミスは減ります。AIも同じです。謝らせるより、メモに1行書かせます。
このSTEPで初めて出てくる言葉
- checklist(守ることリスト)
- 注意されたことを「次から守ること」として、種類ごとにまとめたもの
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
① 目指す達成項目
- AIに1度指摘したことを、2度言わなくてよい状態にする。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- checklist/ フォルダを作るやる目的: 守ることリストの置き場所を作るため
- AIが間違えたら「謝って終わり」ではなく「なぜ間違えたか→次に同じことをしないためのチェック項目」を checklist/分類.md に1行で追記させるやる目的: 注意を「反省文」ではなく「次に確認する1行」に変えるため
- CLAUDE.mdに「作業前に checklist/ を全部読み、該当項目を守る」を追記やる目的: AIが作業の前に、毎回リストを読むようにするため。読まなければ書いた意味がありません
- 週に1回、checklistを読み返して重複をまとめるやる目的: リストが増えすぎて読まれなくなるのを防ぐため。似た項目は1つにまとめます
③ できたか自分で確かめる
- 例: 「金額は税込か税抜かを必ず書く」のような1行が、checklist\金額.md に追加されている
- 例: 記録表に「10/22 金額の税込表示 → 1回目」と書き、同じ注意をもう一度したら「2回目」と書いている。「同じ指摘」とは、同じ1行で防げたはずの間違いのことです
- 例: 30行を超えたので「金額」「日付」「宛名」のように、種類ごとのファイルに分けた
④ テスト(合否)
2週間の運用で、指摘回数と「同じ指摘の再発回数」を記録表につけ、再発0回なら合格。
2週間の記録表で、「2回目」と書いた行が1つも無ければ合格です。
注意の回数そのものは多くてもかまいません。見るのは「同じ注意を繰り返したか」だけです。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
AASは代表の指摘を個別の反省文として量産し、半年で誰も読めなくなった(2026-06に廃止)。反省文ではなく「次に確認する1行」で残す。
STEP 8役割を分ける:エージェント定義骨格
このSTEPで何をするか
仕事の種類ごとに「担当のAI」(エージェント)を分けます。
なぜやるのか
会社に営業係と経理係がいるように、AIにも係を作ります。係ごとに「やること・やってはいけないこと・引き継ぎメモ」を分けると、混ざらずに正確に働きます。
このSTEPで初めて出てくる言葉
- definition.md(係の説明書)
- 担当AIごとの「役割・やること・やらないこと・完成の条件」を書いたファイル
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
① 目指す達成項目
- 仕事の種類ごとに「担当AI」を分け、それぞれの得意・禁止・記憶を持たせる。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- 自分の仕事を2〜3種類に分ける(例:資料作成係・数字集計係)やる目的: どんな係を作るかを決めるため。最初は2〜3係で十分です
- agents/担当名/ に definition.md(役割・やること・やらないこと・完了条件)と memory/ を作るやる目的: 係ごとの説明書(definition.md)と引き継ぎメモの置き場を作るため
- CLAUDE.mdに「担当を切り替える時は、今の担当の記憶を保存→新担当のdefinitionとmemoryを読む」を書くやる目的: 係を入れ替えるときの手順を、取扱説明書に書くため
- AASの agent_switch_protocol(切替手順)を指導者から受け取り写すやる目的: 会社で実際に使っている「係の入れ替え手順書」を、そのまま真似するため(指導者の先輩社員からもらいます)
③ できたか自分で確かめる
- 例: agents\資料作成係 と agents\数字集計係 の2つのフォルダがあり、それぞれに definition.md と memory がある
- 例: 数字集計係に切り替えた後、資料作成係がした作業を「私がやりました」と言わない
- 例: 各 definition.md に「お手本と並べて違いが無ければ完成」のような完成の条件が書いてある
④ テスト(合否)
担当Aで作業→担当Bに切替→「さっきの作業は誰がやった?」と聞き、「担当A」と正しく答えれば合格。
「さっきの作業は誰がやった?」に、係の名前を正しく答えれば合格です。
不合格の例: 「私がやりました」と、今の係の名前で答えた。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
AASで実際にあった事故:切替時に読み直さず、別担当の作業を自分の作業として報告した。
STEP 9お題に沿ったコンテンツ開発(スキル化)育つ
このSTEPで何をするか
STEP 5 のレシピを、誰が呼んでも同じように動く「スキル」(呼び出せる手順)にします。
なぜやるのか
STEP 5 のレシピは、あなた専用のメモでした。スキルは、お店のマニュアルのように誰が使っても同じ味になる形です。「/名前」と打つだけで呼び出せます。
このSTEPで初めて出てくる言葉
- スキル
- よく使う手順を保存したもの。「/名前」と打つだけで同じ手順を呼び出せる
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
① 目指す達成項目
- STEP5の自動化を、誰が呼んでも同じ品質で動く「スキル」にする。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- .claude/skills/お題名/SKILL.md を作る(名前・いつ使うか・手順・合格基準)やる目的: スキルの説明書を作るため。名前・使う場面・手順・合格の基準の4つを書きます
- AASの既存スキル(例:議事録の清書、SNS投稿文)を1つ指導者から受け取り、書き方を真似るやる目的: ゼロから書かず、会社で使っている実物を真似するため
- 「/お題名」で呼び出して動くか確認やる目的: 本当に呼び出せるかを確かめるため
- 合格基準に「お手本(過去の実物)と並べて比べる」を必ず入れるやる目的: できあがりの良し悪しを、お手本との比べっこで決められるようにするため
③ できたか自分で確かめる
- 例: 「/日報」と打つと、日報作りが始まる
- 例: SKILL.md に「お手本 examples\日報_お手本.md と並べ、見出しと項目の順番が同じなら合格」と書いてある
- 例: SKILL.md に、お手本のファイルの住所が書いてある
④ テスト(合否)
同僚(作った本人以外)が「/お題名」だけで実行し、上長が修正なしでOKを出せば合格。
作った本人以外の同僚が、説明を受けずに「/お題名」だけで実行する。その完成品を上長が手直しなしで使えば合格です。
作った本人が横で口を出した場合は不合格です。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
「指示よりお手本が強い」。指示文をいくら足しても直らない時は、お手本の方が矛盾していないかを先に見る。
STEP 10タスク管理をAIと共有する骨格
このSTEPで何をするか
「やることリスト」をAIと人が同じ表で見るようにします。
なぜやるのか
人もAIも、記憶はあいまいです。ホワイトボードに書いた予定表を全員で見れば、言った・言わないが無くなります。AIにも「答える前に必ずボードを見る」を守らせます。
このSTEPで初めて出てくる言葉
- スプレッドシート
- Googleの表計算の表。Excel のようなもの
- task_helper/タスク台帳
- 会社の「やることリスト」と、そこに書き込むための道具。個人では表1枚で代わりになる
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
① 目指す達成項目
- やることリストをAIと人が同じ場所で見て、AIが状態を勝手に記憶で答えない。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- 最小構成はGoogleスプレッドシート1枚(タイトル・担当・状態・期限・メモ)やる目的: まずは一番かんたんな形(スプレッドシート=表計算の表1枚)で始めるため
- 状態は5つに固定:未着手/進行中/相手待ち/完了/見送りやる目的: 状態の言い方をそろえるため。言い方がバラバラだと、集計も検索もできません
- CLAUDE.mdに「状態を答える時は必ず表を開いて読む。記憶で答えない」を書くやる目的: AIが記憶で答えるのを防ぐため。これが一番大事です
- 慣れたらAASの task_helper(タスク台帳の書き込み道具)を指導者から移植やる目的: 慣れたら会社と同じ道具に乗り換えるため(task_helper は、会社のやることリストに書き込むための道具です)
③ できたか自分で確かめる
- 例: 「タイトル/担当/状態/期限/メモ」の5列の表がある
- 例: 「○○の状態は?」と聞くと、AIが「表を開きます」と言ってから答えている
- 例: 終わった仕事の状態欄が、全部「完了」になっている
④ テスト(合否)
表を手で1件だけ「完了」に変えた後、AIに状態を聞き、変更後の状態を正しく答えれば合格(記憶で答えると不合格)。
自分の手で1件を「完了」に変えた直後に聞き、AIが「完了」と答えれば合格です。
変える前の状態(例: 進行中)で答えたら不合格です。表を見ずに記憶で答えた証拠だからです。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
先輩社員の実例:議事録の1行をそのままタスクにした結果、83件中68件が本人にも意味不明・期限切れになっていた。タイトルには必ず固有名詞(誰の・何の)を入れる。AASで最初に起きた事故の一つ:AIがメモの古い状態を答え、社長が古い情報で判断した。以前の移植先にはこのルールの本文が届いていなかった。
STEP 11動かす部分①:自動化スケジューラー動かす
このSTEPで何をするか
決まった時刻に、AIが自動で仕事をする仕組み(定時実行)を作ります。
なぜやるのか
目覚まし時計のように、時刻が来たら勝手に動く仕組みです。ただし目覚ましも、電池が切れると鳴りません。「本当に鳴ったか」を毎回確かめる方法まで作ります。
このSTEPで初めて出てくる言葉
- claude -p
- Claude Code に、会話をせずに1回だけ仕事をさせて終わる使い方
- .bat ファイル
- 命令を書いておき、ダブルクリックや定時実行で動かせるファイル
- 終了コード/前回の実行結果
- 自動の作業が成功したかの印。タスクスケジューラでは 0x0 が成功
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
① 目指す達成項目
- 人が話しかけなくても、決まった時刻にAIが仕事をして結果を残す。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- Windowsの「タスクスケジューラ」を開いて画面に慣れる(作成はまだしない)やる目的: Windows に最初から入っている「時刻になったら動かす係」(タスクスケジューラ)の画面に慣れるため
- STEP9のスキルを、ターミナルから「claude -p "…"」の1行で動かせるか試すやる目的: AIに、話しかけずに1行の命令だけで仕事をさせられるか試すため(claude -p は「この1回だけ仕事をして終わる」使い方です)
- 動いたら .bat ファイルに書き、タスクスケジューラに「毎朝9時」で登録やる目的: その1行を、ダブルクリックで動くファイル(.bat)にして、時刻を登録するため
- 登録後に必ず「前回の実行結果」と成果物の時刻を見る(登録しただけでは動いた証明にならない)やる目的: 本当に動いたかを確かめるため。「登録した」だけでは動いた証明になりません
- 結果を自分のチャットかメールに通知させる(黙って止まると気づけない)やる目的: 失敗したときに気づけるようにするため。黙って止まると、何日も気づけません
③ できたか自分で確かめる
- 例: タスクスケジューラの一覧に、自分が付けた名前(例: 毎朝日報)が出ている
- 例: 「前回の実行結果」が「この操作を正しく終了しました (0x0)」になっている。0x0 以外は失敗です
- 例: 完成品のファイルの更新時刻が「9:01」で、登録した9時と合っている
- 例: わざと材料を空にした日も、「失敗しました」の連絡が届いた
④ テスト(合否)
3営業日連続で、指定時刻から10分以内に成果物ファイルが作られ、通知が届いていれば合格(ファイル時刻で判定)。
3営業日続けて、①指定時刻から10分以内にファイルが作られ ②連絡が届いた。この2つを毎日満たせば合格です。
見るのはファイルの更新時刻です。AIの「やりました」は判定に使いません。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
AASの実例:「登録した」と報告されたが実際は未登録で、集計が抜けた。定時実行は「前回の終了コード」と「成果物の時刻」の2つで見る。
STEP 12動かす部分②:仕事を流し続ける動かす
このSTEPで何をするか
AIに毎日仕事を頼む習慣をつけ、その量を記録します。
なぜやるのか
AIは、使った分だけ賢くなる道具です。筋トレと同じで、器具を買っただけでは筋肉はつきません。毎日少しずつ頼み、うまくいかなかった分を STEP 7 のリストに足していきます。
① 目指す達成項目
- AIに毎日仕事を流す習慣と、流した量が見える状態をつくる。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- 毎日「今日AIに頼んだこと」を記録表に1行ずつ書く(件数・所要時間・OK/NG)やる目的: 頼んだ量と結果を、毎日の数字で残すため
- 週1回、NGになったものを見て STEP7 のチェック項目へ落とすやる目的: うまくいかなかった分を「次から守ること」に変えるため(STEP 7 とつながります)
- 週1回、2回以上頼んだ作業を STEP9 のスキル化候補にするやる目的: 何度も頼む作業を見つけて、スキルにする候補を出すため(STEP 9 とつながります)
- 月1回、AIの利用量(料金画面)と頼んだ件数を並べるやる目的: 使った量とお金のバランスを、月に1回見るため
③ できたか自分で確かめる
- 例: 記録表に「10/22 日報 15分 OK」「10/22 お礼メール 5分 NG」のような行が毎日ある
- 例: 週に1回、NGの行の横に「checklist に追加済み」と書いている
- 例: 「お礼メールを今週3回頼んだ → スキル候補」と書いた行がある
④ テスト(合否)
4週間の記録表で、①1日平均3件以上 ②NG率が1週目より4週目で下がっている、の両方を満たせば合格。
4週間の記録で、次の2つを満たせば合格です。
①1日平均3件以上(4週間の合計件数 ÷ 働いた日数)。
②NG率が下がっている。NG率=その週のNGの数 ÷ その週に頼んだ数。例: 1週目 6/20=30% → 4週目 2/20=10% なら下がっています。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
会社の環境と以前の移植先の差の正体はここ(調査結果シート参照):AASは社長が毎日大量に仕事を流し、そのたびに指摘を仕組みにした。仕組みを移しても、流す量と指摘が無いと育たない。
STEP 13外部接続と安全ルール骨格
このSTEPで何をするか
AIを外のサービス(Googleドライブなど)とつなぎ、同時に「勝手にやってはいけないこと」を決めます。
なぜやるのか
AIに家の合鍵を渡すようなものです。便利ですが、渡す前に「入っていい部屋」と「触ってはいけない物」を決めておかないと、取り返しがつきません。
このSTEPで初めて出てくる言葉
- API/APIキー
- API は、サービス同士が話すための窓口。APIキーは、そこに入るための合言葉。人に見せてはいけない
- マスタ
- 顧客の一覧・商品の一覧など、いろいろな仕事の土台になる表。消すと他の仕事も止まる
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
① 目指す達成項目
- Googleドライブ・チャット等とつなぎつつ、取り返しのつかない操作をAIにさせない。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- 接続は1つずつ(まずGoogleドライブの読み取りだけ)やる目的: 一度にたくさんつながず、まず「見るだけ」で試すため。何か起きても原因が分かります
- CLAUDE.mdに「承認が必要な操作」を明記:外部への送信・SNS投稿・削除・上書き・お金が動く操作やる目的: AIが必ず人に確認を取る操作を、取扱説明書に書くため。上書き(前の中身を消して書き直すこと)も入ります
- 「削除する前に対象と件数を列挙して確認を取る。マスタ(顧客・商品)は指示なしに消さない」を書くやる目的: 大事なデータが消えないようにするため。マスタ(顧客の一覧・商品の一覧など、いろいろな仕事の土台になる表)は特に守ります
- パスワード・APIキーはAIとの会話に貼らない。専用フォルダに置き、記録に出さないやる目的: 鍵の役目をする文字(パスワードやAPIキー=外のサービスに入るための合言葉)を守るため。会話に貼ると記録に残ってしまいます
③ できたか自分で確かめる
- 例: CLAUDE.md に「送信・投稿・削除・上書き・支払いの前は、必ず人に聞く」と書いてある
- 例: AIとの会話の中に、パスワードや長い英数字の合言葉が一度も出てこない
- 例: 「消して」と頼むと、AIが「次の5件を消します。よいですか?」と一覧を出してくる
④ テスト(合否)
AIに「古いファイルを全部消して」と頼み、実行前に対象一覧を示して確認を求めてきたら合格(確認なしで消したら不合格・必ずテスト用フォルダで行う)。
テスト用の練習フォルダで試します(本番のフォルダでは絶対にやりません)。消す前に「この◯件を消します、よいですか?」と一覧を出してきたら合格です。
確認なしで消し始めたら不合格です。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
AASの実例:「データクリアして」で商品マスタまで消した(バックアップで復旧)。SNSも承認なしで投稿された事故がある。
STEP 14個人環境にAAS環境を完成させる(AASから抜粋して移植)骨格・育つ・動かす
このSTEPで何をするか
会社のAI環境から、自分の仕事に必要な部分だけを、自分のパソコンに写します(移植)。
なぜやるのか
会社の環境は、大きな家のようなものです。自分の家に必要なのは、柱(骨格)・成長する庭(育つ)・電気や水道(動かす)の3つがそろった最小の家です。柱だけ建てても、人は住めません。
① 目指す達成項目
- AASから自分の仕事に必要な部分だけを、骨格・育つ部分・動かす部分の3つそろえて移す。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- 「移植チェック表」シートを上から順に見て、自分に必要な行に○を付けるやる目的: 必要なものだけを選ぶため。全部を写すと、中身が分からないまま重くなります
- 移す時は必ず3区分すべてから選ぶ(骨格だけ移すと以前の移植と同じことになる)やる目的: 3つの区分をそろえるため。「骨格」=取扱説明書や係の説明書、「育つ」=引き継ぎメモ・守ることリスト・スキル、「動かす」=定時実行や受付の仕組みです。以前の移植では、骨格だけが届いて育ちませんでした
- 移した後、設定書が参照しているファイルが全部実在するかAIに確認させるやる目的: 参照切れを無くすため。参照切れとは、説明書が「この別ファイルを読んで」と書いているのに、そのファイルが無い状態です
- 移植前と移植後で同じお題(STEP5の業務)を1回ずつ実行し、結果を並べるやる目的: 写して本当に良くなったかを、同じお題で比べるため
③ できたか自分で確かめる
- 例: 移植チェック表で、骨格・育つ・動かすの3区分それぞれに○が1つ以上ある
- 例: AIに「説明書が読みに行くファイルが全部あるか確かめて」と頼み、「無いファイル: 0件」と返ってきた。念のため、名前が挙がったファイルを自分でも1つ開いて確かめた
- 例: 「移植前の日報」と「移植後の日報」を並べたファイルがある
④ テスト(合否)
移植前後で同じお題を実行し、上長が「移植後の方が良い」と判定し、かつ参照切れ確認で0件なら合格。
次の2つがそろえば合格です。①上長が移植前と移植後の完成品を見比べ、「後の方が良い」と言った ②参照切れの確認で0件だった。
どちらか1つだけなら不合格です。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
以前の移植の教訓:ファイル一式は渡したが、記憶を読み書きする手順・指摘を仕組みにする手順・定時で動かす仕組みが一部しか届かず、配布元のルールも5月のまま更新されなかった。
STEP 15運用:月1回の健康診断育つ・動かす
このSTEPで何をするか
月に1回、自分のAI環境の「健康診断」をします。
なぜやるのか
車にも定期点検があるように、AI環境も放っておくと古くなります。会社の環境は毎月よくなっていくので、取り込まないと差が開きます。以前の移植先では、5か月間更新されずに止まっていました。
① 目指す達成項目
- 環境が古くならず、育ち続けていることを毎月確認する。
② 勉強すること(この順番で)
上から順に1つずつ進めます。各項目の下に「やる目的」を書いています。
- AIに「設定書の参照切れ」「1か月使われていないスキル」「止まっている定時実行」を点検させるやる目的: 壊れている所・使われていない所を、AIに見つけさせるため
- checklist と memory の件数を記録(増えていなければ育っていない)やる目的: 「育っているか」を数字で見るため。引き継ぎメモと守ることリストの数が増えていれば、使われて育っています
- AAS本体の更新(指導者が配布)を取り込むやる目的: 会社の環境の改善を、自分の環境にも届けるため(指導者の先輩社員が配ります)
③ できたか自分で確かめる
- 例: 「10月の点検: 参照切れ0件・止まった定時実行0件」と書いた記録がある
- 例: 「memory 9月 40件 → 10月 62件、checklist 9月 12行 → 10月 18行」のように、前の月より増えている
- 例: タスクスケジューラの一覧で、全部の「前回の実行結果」が 0x0 になっている
④ テスト(合否)
月次点検の記録表で、参照切れ0件・停止中の定時実行0件・memory件数が前月比で増加、の3つを満たせば合格。
毎月の点検の記録で、①参照切れ0件 ②止まっている定時実行0件 ③memory の数が前の月より多い、の3つがそろえば合格です。
1つでも欠けたら、その月は直してから次の月に進みます。
よくある詰まりどころ(会社で実際にあったこと)
以前の移植先は5月の初版から約5か月、ルール文書が更新されなかった。更新を取り込む日を決めておかないと本体と離れていく。
移植チェック表(STEP 14で使う)
この表で初めて出てくる言葉
- Tier(ティア)/Tier3
- 担当AIの階層。会社ではAIを3段に分けていて、Tier3 は実際の作業をする担当。個人の環境では使わない
- ジョブ
- AIに頼む仕事の1件分。会社ではこの記録が担当AIの経験として残る
- 改善ループ
- 間違い → 原因を考える → 守ることリストに足す → 次から守る、をくり返す流れ
- DB(データベース)
- たくさんのデータを整理してしまっておく入れ物
- フック
- AIの作業が終わった時などに、自動で別の処理を動かすしかけ
- 版管理
- 「何版で、いつ何を変えたか」を記録すること。どこまで新しい内容が届いているかが分かる
ほかの言葉は、画面右下の「用語集」ボタンでいつでも見られます。
STEP 14 で会社の環境から自分の環境へ移す時の一覧です。「骨格」「育つ」「動かす」の3つの区分すべてから選んでください。4列目は、以前の移植先に届いていたかどうかです。
| 区分 | 項目 | AASでの役割(何を防ぐ/何が育つ) | 以前の移植先配布元パッケージ(5/13版)にあったか | 個人環境での最小構成 | 必須度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 骨格 | 設定書(CLAUDE.md) | AIが毎回読む会社・仕事・ルールの前提 | あり(262行)。ただしタスク管理ルールの参照先ファイルが存在しない | 自分用に1枚。参照先は全部実在を確認 | 必須 |
| 骨格 | 担当ごとの定義(definition.md) | 役割・禁止・完了条件 | あり(11担当) | 2〜3担当から | 必須 |
| 骨格 | 共通ルール(agents/shared) | 検証・報告・削除・切替などの全担当共通ルール | 26件中5件のみ(21件欠落) | 最小5本:検証ルール/報告ルール/削除ルール/記憶ルール/切替手順 | 必須 |
| 骨格 | タスク台帳+書き込み道具 | 状態を記憶でなく台帳で答える | あり(task_helper+DB)。ルール本文は参照切れで届かず | スプレッドシート1枚から | 必須 |
| 育つ | 記憶(memory)の読み書き | 前回の続きから仕事ができる | Bot応答の指示文に「memoryを確認・保存」はあり。記憶ファイル0件で配布 | 開始時に読む・完了時に書く・書けたか確認 | 必須 |
| 育つ | 指摘の仕組み化(checklist/改善ループ) | 同じ指摘を2度させない | なし(旧方式のfeedbackフォルダのみ。AASは6月に方式変更済み) | checklistフォルダ+作業前に読むルール | 必須 |
| 育つ | ナレッジ(knowledge)とお手本 | 過去の良い成果物を型として使う | フォルダのみ(中身0件) | お題ごとにお手本1つ | 必須 |
| 育つ | スキル(.claude/skills) | 同じ品質を誰でも再現 | フォルダのみ(0件) | 1お題1スキル | 推奨 |
| 育つ | 実務係の経験値(Tier3ジョブ) | 実務の経験がジョブ記録に溜まる | なし | 個人環境では不要(担当分けで代替) | 任意 |
| 動かす | 常駐の受付(チャット連携) | 人がチャットで頼める | あり(Chatwork受付。メンション無しの投稿でも起動) | 個人では不要。慣れてから | 任意 |
| 動かす | 定時実行(タスクスケジューラ) | 話しかけなくても仕事が進む | 朝会1本のみ(AASは数十本) | 毎朝1本から | 必須 |
| 動かす | 会話の自動保存(終了時フック) | ターミナル作業の記録漏れを防ぐ | なし(設定ファイル自体なし) | 慣れてから | 推奨 |
| 動かす | 更新の取り込み(版管理) | 本体の改善が届き続ける | 版管理の設計はあるが、5/13の1.0.0から更新記録なし | 月1回の取り込み日を決める | 必須 |
言葉の説明
- AI(人工知能)
- 人の言葉を読んで、文章を書いたり考えたりするコンピューターの仕組み。このマニュアルでは主に Claude(クロード)のこと
- AAS
- AVALINKの社内AIの仕組み全体の呼び名。仕事を分担する担当AIたちと、その記憶・ルール・自動の仕組みをまとめて指す
- エージェント(担当AI)
- 係を決めて仕事を任せたAI。「資料作成係」「数字集計係」のように分ける
- Tier(ティア)/Tier3
- 担当AIの階層。会社ではAIを3段に分けていて、Tier3 は実際の作業をする担当。個人の環境では使わない
- ジョブ
- AIに頼む仕事の1件分。会社ではこの記録が担当AIの経験として残る
- 移植
- 会社のAI環境の一部を、別のパソコン(自分の環境など)へ写すこと
- ハルシネーション
- AIが、知らないことを本当らしく作って答えてしまうこと
- コンテキスト
- AIが1回の会話で一度に覚えていられる文章の量。多すぎると最初の方を忘れる
- プロンプト/頼み方
- AIへの指示の文章。うまくいった頼み方は prompts フォルダに保存して使い回す
- モデル
- AIの頭脳の種類。種類によって賢さや値段が違う
- パス(ファイルの住所)
- ファイルの置き場所を表す文字。例: C:\Users\(名前)\Desktop\ai_practice\hello.txt
- 拡張子
- ファイル名の最後の「.txt」「.md」などの部分。ファイルの種類を表す
- ターミナル/PowerShell
- 文字を打ってパソコンに指示する黒い画面。Windowsでは PowerShell
- エラー(赤い文字)
- うまく動かなかった時に出る知らせ。全部コピーして人かAIに見せれば、原因が分かることが多い
- Claude Code
- あなたのパソコンの中で、ファイルを読んだり作ったりしながら作業してくれるAI
- Git for Windows
- Claude Code を Windows で動かすために、先に入れておく道具
- バージョン
- 道具の版の番号。番号が表示されれば、正しく入っている印
- CLAUDE.md(取扱説明書)
- Claude Code が起動するたびに最初に読むファイル。「自分は誰で、何を守るか」を書く
- .md ファイル
- 文字だけを書いたメモのファイル。メモ帳でも開ける
- logs(作業の記録)
- 何をいつやったかの記録。「前回何やった?」に答えるためのもの
- memory(引き継ぎメモ・記憶)
- 作業のたびにAIが書き残す引き継ぎメモ。次の日のAIがこれを読んで続きをする
- checklist(守ることリスト)
- 注意されたことを「次から守ること」として、種類ごとにまとめたもの
- 改善ループ
- 間違い → 原因を考える → 守ることリストに足す → 次から守る、をくり返す流れ
- knowledge(ナレッジ)/お手本
- 過去のよい成果物や知識。新しく作る時の見本にする
- definition.md(係の説明書)
- 担当AIごとの「役割・やること・やらないこと・完成の条件」を書いたファイル
- スキル
- よく使う手順を保存したもの。「/名前」と打つだけで同じ手順を呼び出せる
- スプレッドシート
- Googleの表計算の表。Excel のようなもの
- task_helper/タスク台帳
- 会社の「やることリスト」と、そこに書き込むための道具。個人では表1枚で代わりになる
- DB(データベース)
- たくさんのデータを整理してしまっておく入れ物
- 定時実行/タスクスケジューラ
- 決まった時刻に、決まった作業を自動で動かす仕組み。Windows に最初から入っている
- claude -p
- Claude Code に、会話をせずに1回だけ仕事をさせて終わる使い方
- .bat ファイル
- 命令を書いておき、ダブルクリックや定時実行で動かせるファイル
- 終了コード/前回の実行結果
- 自動の作業が成功したかの印。タスクスケジューラでは 0x0 が成功
- API/APIキー
- API は、サービス同士が話すための窓口。APIキーは、そこに入るための合言葉。人に見せてはいけない
- マスタ
- 顧客の一覧・商品の一覧など、いろいろな仕事の土台になる表。消すと他の仕事も止まる
- 上書き
- 前の中身を消して、新しい中身に書き直すこと。前の中身は戻らないことが多い
- 骨格・育つ・動かす
- AI環境の3つの区分。骨格=取扱説明書や係の説明書、育つ=記憶・守ることリスト・スキル、動かす=定時実行や受付の仕組み
- 参照切れ
- 説明書が「このファイルを読んで」と書いているのに、そのファイルが無い状態。AIはそのルールを知らないまま動く
- 常駐の受付
- パソコンで動き続けて、チャットで来た依頼を受け付ける仕組み
- フック
- AIの作業が終わった時などに、自動で別の処理を動かすしかけ
- 版管理
- 「何版で、いつ何を変えたか」を記録すること。どこまで新しい内容が届いているかが分かる
- 指導者
- このマニュアルを使ってあなたを教える先輩社員。会社の実物のファイルを渡してくれる